光熱費

光熱費の節約術|電気・ガス代を年間¥80,000減らす方法【2026年版】

2026年6月18日 ・ 著者: RetWork 編集部 ・ 約11分

毎月当たり前のように引き落とされる電気・ガス・水道の光熱費。エネルギー価格の高止まりが続く今、「気づいたら去年より高くなっている」と感じている家庭は少なくありません。実際、総務省の家計調査でも、光熱・水道費は世帯支出の中で食費に次ぐ大きな固定費のひとつになっています。

しかし光熱費は、食費のように毎日の我慢を強いられる支出ではありません。料金プランの見直しや家電の使い方を一度整えるだけで、あとは自動的に節約が続くのが大きな特徴です。この記事では、契約の見直しという「効果が大きい一手」から、毎日のちょっとした習慣まで、日本の家庭で実際に効く節約術を体系的にまとめました。

📌 この記事で学べること

1. まずは「料金プランの見直し」が最大の節約

光熱費節約で最も費用対効果が高いのが、契約そのものの見直しです。2016年の電力小売全面自由化、2017年の都市ガス自由化により、私たちは電気もガスも自由に契約先を選べるようになりました。使い方を一切変えなくても、プランを変えるだけで料金が下がるのが最大の魅力です。

電力自由化と新電力の比較

「新電力」とは、地域の大手電力会社(旧一般電気事業者)以外の電力小売会社の総称です。送配電網は従来と同じものを使うため、停電のリスクや電気の質が変わることはありません。変わるのは料金プランと契約先だけです。

比較ポイント大手電力(従量電灯)新電力
基本料金アンペア制が中心基本料金0円のプランもあり
従量単価3段階で上がる一律・段階なしも選べる
セット割少なめガス・通信とのセット割が豊富
ポイント還元限定的各社独自ポイントが付く例も

比較サイトでは、検針票(電力使用量のお知らせ)に書かれた「契約アンペア」と「直近1年の月別使用量(kWh)」を入力するだけで、年間いくら安くなるかの概算が出ます。電気を多く使う家庭ほど効果が大きく、見直しだけで年間¥10,000〜¥30,000(目安)下がるケースも珍しくありません。

⚠️ 乗り換え前のチェックポイント

2. 電気代を下げる契約の小ワザ

アンペアの見直しで基本料金を下げる

関東など多くのエリアの「従量電灯」は、契約アンペア数によって毎月の基本料金が決まります。アンペアとは一度に使える電気の量のことで、数字が大きいほど多くの家電を同時に使えますが、その分基本料金も高くなります。

契約アンペア基本料金の傾向(目安)向いている世帯
20A低い一人暮らし・家電が少ない
30A一人〜二人暮らし
40Aやや高い三〜四人家族
50A以上高い大家族・オール電化

ブレーカーがめったに落ちない家庭は、アンペアを1段階下げられる可能性があります。1段階下げるだけで年間¥3,000〜¥5,000(目安)の固定費削減になります。ただし、エアコン・電子レンジ・ドライヤーなどを同時に使うとブレーカーが落ちやすくなるため、生活スタイルに合わせて無理のない範囲で見直しましょう。

時間帯別プランを使いこなす

夜間の電気料金が割安になる「時間帯別プラン」は、生活リズムによっては大きな節約になります。深夜に電気をよく使う家庭、オール電化でエコキュートを夜間に稼働させる家庭、電気自動車を夜に充電する家庭などが特に向いています。

時間帯別プランは昼間の単価が割高になる代わりに夜間が安くなる仕組みです。タイマー機能のある家電(食洗機・洗濯機・炊飯器)を夜間に動かすよう設定すると、プランのメリットを最大化できます。

3. 待機電力をカットする

使っていない家電がコンセントにつながっているだけで消費される電気を「待機電力」と呼びます。資源エネルギー庁の調査では、家庭の年間消費電力量のおよそ5〜6%が待機電力とされています。一般家庭なら年間¥5,000〜¥6,000相当(目安)が、何もしていない時間に消えている計算です。

待機電力が大きい家電トップ5

家電待機電力の傾向対策
ガス給湯器(リモコン)大きい長期不在時はリモコンをオフ
テレビ・レコーダー大きい主電源オフ・スイッチ付タップ
温水洗浄便座中〜大便座保温の温度を下げる
電子レンジ・炊飯器中(時計表示分)使わない時はプラグを抜く
パソコン・周辺機器スイッチ付タップでまとめてオフ

無理なく続けるコツ

4. 家電別・電気の使い方の節約術

家庭の電気使用量は、エアコン・冷蔵庫・照明・給湯まわりで大きな割合を占めます。この「ビッグ4」を押さえるだけで効果が出やすいです。

エアコン

冷蔵庫

給湯・お風呂

照明

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プランを見直しても「結局いくら安くなったの?」が分からなければ続きません。RetWork(チリつも)なら、検針票や領収書を撮るだけで電気・ガス・水道の支出を自動で記録・グラフ化。見直しの効果がひと目で分かります。

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5. ガス代を下げる

都市ガス vs プロパンガス(LPガス)

ガス代に大きく影響するのが、契約しているガスの種類です。一般的にプロパンガス(LPガス)は都市ガスより単価が高めの傾向があり、同じ使用量でも料金差が出やすいのが特徴です。

項目都市ガスプロパンガス(LP)
供給方法導管で供給ボンベを設置
料金の傾向比較的安い高めになりやすい
料金の決まり方公開されやすい会社ごとに自由設定
会社の切り替え自由化で選択可能賃貸は大家・管理会社次第

持ち家でプロパンを使っている場合、料金が割高だと感じたら他社の見積もりを取り、交渉や乗り換えを検討する価値があります。賃貸の場合はガス会社を自分で選べないことが多いので、引っ越し先を探す段階でガスの種類を確認しておくのがおすすめです。

給湯の設定とガスの使い方

6. 水道代を下げる

水道代は電気・ガスに比べると金額は小さめですが、毎日の使い方で着実に差が出ます。家庭の水使用量はお風呂・トイレ・炊事の割合が大きいため、ここを意識すると効果的です。

場所節水のコツポイント
お風呂残り湯を洗濯に再利用洗濯の「洗い」工程で活用
シャワー節水シャワーヘッドを使うこまめに止めるだけでも効果大
トイレ大小レバーを使い分ける古い型は節水型への交換も検討
キッチンため洗い・節水コマ流しっぱなしをやめる
洗濯まとめ洗いで回数を減らすすすぎ回数の設定も見直す

蛇口の先につける「節水アダプター」や、トイレ・シャワーの節水グッズは数百円〜数千円で導入でき、長く使えばしっかり元が取れます。

7. 季節別の光熱費節約のコツ

光熱費は季節によって内訳が大きく変わります。夏と冬で効く対策を押さえておきましょう。

夏(冷房・電気が中心)

冬(暖房・ガス・給湯が中心)

8. 年間節約効果の目安

ここまで紹介した対策を組み合わせた場合の、年間節約効果のイメージです。あくまで一般的な家庭を想定した概算・目安であり、住んでいる地域・契約内容・世帯人数によって変わります。

節約方法年間の節約額(目安)
電力プラン・新電力の見直し¥10,000〜¥30,000
アンペアの見直し¥3,000〜¥5,000
待機電力カット¥5,000〜¥6,000
エアコンの使い方改善¥8,000〜¥12,000
冷蔵庫・照明(LED化)¥5,000〜¥10,000
ガスの見直し・使い方¥5,000〜¥15,000
水道の節水¥3,000〜¥6,000
合計約¥40,000〜¥84,000/年(概算)

すべてを一気にやる必要はありません。まずは効果の大きい「電力プランの見直し」と「アンペアの見直し」から着手し、慣れてきたら家電の使い方や節水へと広げていくのが続けやすい順番です。

9. 光熱費は「見える化」で続く

光熱費節約でつまずきやすいのが、「やった対策が本当に効いているのか分からない」という点です。検針票はバラバラになりがちで、去年の同じ月と比べる作業も面倒です。結果が見えないと、せっかくの節約も長続きしません。

RetWork(チリつも)なら、電気・ガス・水道の領収書や検針票を撮影するだけで支出を自動で記録。月ごと・カテゴリごとにグラフ化されるので、「新電力に乗り換えてから電気代が下がった」「冬の暖房費が思ったより多い」といった気づきが得られます。見える化は、節約を続けるための一番の燃料です。

まとめ

光熱費の節約は、食費のように毎日の我慢を続けるものではありません。料金プランの見直しという「一度やれば効き続ける固定費の削減」と、待機電力カットや家電の使い方といった「日々の小さな習慣」を組み合わせるのがコツです。

まずは検針票を1枚手に取り、契約アンペアと使用量を確認するところから始めてみてください。そして、節約の効果をきちんと記録して「見える化」すること。これが、光熱費を着実に減らし続けるための一番の近道です。